お米についてー大和ファームの思い

会員の皆様、大和ファームのお米をご購入頂きありがとうございます。

今年のおコメ騒動があり、私達の気持ちをお伝えしたいと思います。

大和ファームは、固定種在来種のみでお野菜を栽培していました。開業した10年前固定種在来種のみの栽培農家はネット上では殆どいませんでした。

野菜販売を始め、お野菜を販売しながらご購入者へ採種をして栽培して見て下さいとお願いをしてきました。

数年野菜販売をしていましたが、ご購入者より採種したら同じお野菜出来ましたという報告を増えてきました。

しかし、お野菜は自分で栽培出来てもお米栽培は『種取してください』というわけにはいかない為、思い切って個人栽培の難しいお米の栽培にシフトする事にしました。

お米栽培する際、お野菜と同様種に『品種』こだわり『ササシグレ』と出会い栽培しております。

何故個人で栽培が難しいかと言いますと、

・圃場を借りること。

・トラクターで耕耘や代掻きが出来ること。

・苗を用意することが出来ること(自分で育てるか、購入する)

・田植えが出来ること。田植え機又は手植えにて田植えが出来ること。

・田除草機で除草すること。

・田除草機が出来ないところは手で除草すること。

・毎日水管理が出来ること。

・田んぼの畔刈り、土手刈りが出来ること(1~2週間毎)。

・稲刈り、バインダーで刈ることが出来る(機械がある、又は借りることが出来る)またはコンバインという機械で刈り取ることも出来ること。

・天日干しのはざ掛け(馬掛け)(資材)がある

・天日干し後脱穀するための脱穀機がある、そして機械を使う事が出来ること。

・脱穀後、籾摺機にて籾摺りが出来ること。

・籾摺り後、白米やぶつき米の精米機で精米することが出来ること。

・機械の整備が出来ること。

・毎年、壊れたりする事が多々あり修理や整備費が必要になること。

・栽培期間約3月から販売出来るまでの11月まで泊りで出かけることは時期により長くて3日まで。稲の状況で外泊は不可能の時期の方が多いこと。

ざっと、簡単に書いて以上の事が必要になります。

私達が稲を栽培しているのは、子供を育てていると同じ様な感覚で大変大切に栽培しています。

正直、種をまいた時期や、田植えした時期、発芽した時期、色々なタイミングの天候によっても豊作になるか、収穫できない状況になるかはわからないのです。農業は博打に近いとも言われています。

私が研修生のころは『農業はずっと1年生』と教えられました。毎年天候や土の状況が同じ年は絶対にないからです。

実は2023年収穫のお米は、今までで初めて八ヶ岳が猛暑で『胴割れ』と言う現象が起きました。初めての事で私達は大変ショックでした。一生懸命育てていても、天候に関してはどうにもならない事もあります。

ただ、会員の皆様には本当に感謝しかありません。

『胴割れ』の状況をご購入時に案内を入れました。しかし、誰一人クレームが来なかったことです。

初めてのお客様から、クレームが2件きました。

これはこれで、クレームを頂くことは大変ありがたいことです。

私達も色々と話し合い、今後会員の皆様には、今年の様なお米がなくて困るという状況等が起きた時には会員様を優遇していく事を決めました。

2024年度産はこれから収穫に向かいますが、まだまだこれからの天候次第でどの様なお米が出来上がるかは天候次第になります。

私達はただただおいしいお米が収穫出来る事を祈る日々です。そして生き物ですので、私達の子供を育てていると同じ愛情をかけて育てておりますこと、皆様に知って頂きたいと思い文章にさせて頂きました。

ご購入頂いている会員の皆様、また非会員でもご購入頂いた方々に感謝いたします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

大和ファーム 平野知加子 平野智哉 平野未來

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八ヶ岳醤油作りプロジェクト2024


「八ヶ岳醤油作りプロジェクト2024」2024年6月から

ハードルの高そうな醤油麹作りと醤油の搾りの部分はプロに委託して、そのほかの部分をできるだけ自分たちで行うという形で進めていこうと思っています。

原材料の大豆は自分たちで栽培し、小麦作りもしていこうと思います。
できるだけ自分たちで行えるように勉強しながら徐々にやれる範囲を広げていこうと考えています。