お米の価格について~大和ファームの想い~

皆様こんにちは!
大和ファーム代表の平野知加子です。

師走

先日何とか11月を無事に終えることが出来ました!!

無事に?

大和ファーム・平野家は1年で最も忙しい月なんです

稲刈→脱穀→籾摺り→耕耘、小学校大豆教室、お醤油講座の大豆収穫と脱穀、家族の大豆講座の大豆収穫と脱穀、娘の誕生日会、娘のお友達招待お誕生日パーティー、バレエ発表会、ピアノ発表会、バスケの公式戦、義理の兄の法事が通常のお仕事と生活にプラスされ、バッタバタの日々です。

これ以外にも、来月、来年の準備なども同時進行で色々と動いていてお弁当作り、お迎えの時間、施設の予約や鍵など・・・。そして1回鍵を借り忘れ。やってしまいました(;’∀’)

青空をみながらポカポカ陽気だったので大自然の中でお食事して頂きました(^^ゞ

【必読】お米の価格について~大和ファームの想い~

こんな状況ですが、2025年度の新米販売開始しております。

そして、昨年はお米が市場から消える様な騒動がありましたが、大和ファームではお値段据え置きにさせて頂いておりました。

しかし苦渋の決断で今年からお値段上げさせて頂きました事ご理解頂けると有難いです( ノД`)シクシク…

さまざまなコストの上昇が続き、これまでと同じ価格で品質を維持することが難しくなってしまいました。

できる限り値上げは避けたい、と粘り強く努力してまいりましたが、自然栽培を続けるためにも、泣く泣く価格を見直す決断をいたしました。

ご負担をおかけしてしまうことを心からお詫び申し上げます。
そのぶん、これからも変わらず「安心して食べてもらえるお米」をお届けするため、手を抜かずに丁寧に育ててまいります。

どうかご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

お米が出来るまでに掛かる費用として、全ての物価が高騰しております。

お米の育苗資材、機械(トラクター、田植機、バインダー2台、スパイダーモア、仮払機3台、精米機、軽トラ、プリンター買換え)などなど今年は修理のオンパレード

そして、籾摺りの値上がり、袋やシール印刷、段ボール、配送費すべてが値上がり。

そして、今年はどこもネット上でのウイルスが騒がれておりますが大和ファームも色々とあり保守管理だけで数十万かけて新たな保守管理を始めました。

お客様のご負担が少なくなるように色々と配慮しておりましたが、このままだと米作り、農業の継続が困難な状況になります。

『2020年と比べ5年で農家が25%減だと発表されました。』

※農林水産省が28日発表した2025年の「農林業センサス」(速報値)によると、自営農業を主な仕事とする「基幹的農業従事者」は102万1千人で、20年の前回調査と比べ25.1%、34万2千人減った。減少率は過去最大。とのこと

参照)2025年農林業センサス結果の概要(概数値)

大規模農家が残るような政府の政策になっているのが現状です。耕作面積全体でいうと半分以上が大規模農家で個人農家がかなり減少しております。

その中で天日干しの水稲栽培農家での販売農家は何%いるか?それこそ幻の農法になりつつある現状です。人雇って栽培面積を増やしてもはざ掛け資材が1反(300坪)17万。初期投資に人件費に労働時間・・・。

美味しくて栄養価の高いお米作り農法は時間も労力もお金も現在の慣行農法以上にかかります。

現在の日本を支えているのは、かなりの高齢のお爺さん方が慣行農法で沢山お米を栽培し、貯めたお金を切り崩してお米栽培の為の費用を捻出し栽培して、安くてもJAに卸しているからで・・・。この方々が辞めたら日本のお米はどううなるのか?

そんな中
今年の9月ごろから、お米のバイヤーの方々からひっきりなしにお電話いただいておりました。

その内容は、

『全てのお米を言い値で売って下さい。一括でお支払いします。』

こんなお電話が多々ありました。

また、会社の社内返礼品、転売、卸しなどの引き合いが来るたびに、何故自然栽培、天日干しでこの金額で販売できるのですか?と質問を毎回されていました。

『私達のお米は個人販売のお客様で支えられておりますので、個人売買のみです』

とお断りさせて頂きました。

お金儲けだけで考えたお米作りだったら、大型機械購入して、大規模に栽培して農薬使って、時間も労力も人件費も少なく出来ると思います。

これからの世の中がどのようになっていくかわかりません。現在農家25%減。単純に5年後は50%減。半数が農家いなくなる計算。どうやって食べていくのだろうか?

それこそ、お金があっても買えない時代が来るのは間違いなし。

私達大和ファームの米作りで大切にしているところは『おいしいお米、栄養価のあるお米、次世代に繋げられるお米作り、ご購入下さる個人と個人との繋がり』なんです。

北杜市でも新規就農しても、離脱してしまう方々を多く見ていますが仕方ないです!子供いて学費などまとまった費用捻出していくのが厳しいのが現実です。機械が壊れたらその度に数万から数十万の費用を何度も支払います。すぐ何百万です。

お米を栽培しているのか、機械が壊れて新しく買う為なのか分からないぐらい費用がかかります。そして、就農当初はそんな費用すら支払えなかったので新規就農者が離農するのは理解出来ます。

そして、北杜市ではここ近年農家ではなく個人でお米作りをする方々が増え来ております。これからの時代、昔の様に家族や集落、コミュニティーでお米を栽培していく方向にいくのかな?と感じております。

ただ、色々なところから相談されることが・・・。

YouTubeみて見よう見まねで栽培始めた方々の事です。

北杜市で1件しか籾から米に精米出来るコイン精米機のオーナーさんからも・・・。もう籾の精米は止めるかもしれないと・・・。

籾摺りは籾の水分量を計測してから作業するのですが、水分も計測してない、脱穀もゴミが多く機械が壊れるとの事。修理費用で数万が何回もあったとの事でした。ひどい方は捕まえて支払請求すると言っていました。

善意で籾から精米機を導入して頂いているのに残念です。

米作りの栽培方法についても今後講座を開設していこうかなとも考えております。

これからどのような世の中になっていくか分かりませんが、今後お金の価値より物の価値の方が高まっていくのか・・・。生きる力を付けていかなければ生き残れない時代が到来するのか・・・。

自然界、動植物、生きている者たちとの共存。皆がお互いを分かち合い共存していける世界になることを目標に、次世代に繋がるよう日々努めています。

そして、何を大切にしていくか、これからの時代とても重要になっていくと日々感じます。

年内も残り1か月。まだまだやることは沢山ありますが、はやり病にならぬ様対策しながら年末年始を送れるように頑張ります!

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